



軽井沢での夏の作品展が恒例となっていたころ。「真夏のクリスマス展」なども企画した。その年は、まれにみる冷夏。来場者の白い息がみてとれた。ログハウスで暖房をつけるほどだった。真夏にもかかわらず、毎年のように旅立っていったクリスマスの作品たち。その中でも特に懐かしい作品と久しぶり(もう何十年??)に対峙する。キルティングアートの大全紙作品を、ミシンで再現してみようと思い立った。懐かしく新鮮な「再会」はなんとも不思議な感覚。ただ、工程は繊細で複雑・・・再会に浸っている余裕はない。とにかく先へ、少しでも先へ作業を進める。